今回は、Xiaomiの最新コスパハイエンドスマホ、Redmi Turbo 5 Maxをレビューしていきます。
この機種はグローバルではPOCO X8 Pro Maxとして発売が期待されており、日本での発売も期待できます。

今回は自腹で購入した実機を使い、デザイン、ディスプレイ、実用動作、ゲーム性能、バッテリー、カメラ、スピーカーに至るまで、忖度抜きで徹底的にレビューしていきます。
ベンチマークや測定ツールを使用した客観的な性能から、スペック表やベンチマークでは測れない体感的な使用感まで徹底レビューしていきます。
・YouTubeでもRedmi Turbo 5 Maxをレビューしているので、そちらもチェックしてみてください。
前作モデルのPOCO F7購入はこちら!
Redmi Turbo 5 Maxのスペック解説
Redmi Turbo 5 Maxのスペックをチェックしていきます。
| 項目 | Redmi Turbo 5 Max(POCO X8 Pro Max) |
| SoC | Dimensity 9500s (3nm) |
| メモリ | 12GB / 16GB (LPDDR5X Ultra) |
| ストレージ | 256GB / 512GB (UFS 4.1) |
| サイズ(縦×横×厚み) | 162.99 × 77.93 × 8.15 mm |
| 重量 | 219 g |
| 画面サイズ | 6.83 インチ |
| 解像度 | 2772 × 1280 (1.5K) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz (3840Hz PWM調光) |
| バッテリー容量 | 9000 mAh (金沙江バッテリー) (POCO X8 Pro Max:8550mah) |
| 充電速度 / PPS | 100W 有線 / 100W PPS対応 27W リバース充電対応 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
| スピーカー | ステレオデュアルスピーカー 1115F |
| Bluetooth | バージョン 5.4 |
| 生体認証 | 超音波式指紋認証、顔認証 |
Redmi Turbo 5 Max最大の見どころは、9000mahの大容量バッテリーと、MediaTekの次世代フラッグシップSoC「Dimensity 9500」を世界で初めて搭載している点です。
これはSnapdragon 8 Gen 5に相当する世代のチップであり、前作POCO F7(8s Gen 4搭載)から大幅な性能向上が図られています。
バッテリーはグローバル版として登場が予想されるPOCO X8 Pro Maxだと8550mahと言われています。
これまでのXiaomiは普通に1000mahを削ってきたと考えると、今回はかなり控えめな削減です。
機能面
| 項目 | Redmi Turbo 5 Max |
| アップデート保証 | 不明 |
| SDカード | 非対応 |
| イヤホンジャック | 非対応 |
| おサイフケータイ | 非対応 (NFCのみ) |
| USBバージョン | USB 2.0 (Type-C) |
| ワンセグ | 非対応 |
| 防水防塵 | IP66/68/69/69K |
| 耐衝撃 | ー |
| バイパス充電 | 対応? |
| Widevine | L1 (Netflix/Amazon HD再生) |
| その他 | グローバルではPOCO X8 Pro Maxとして登場か |
Redmi Turbo 5 Maxの付属品
開封と内容物


箱のデザインはRedmiロゴが目立ちますが、POCO版ではお馴染みの黒と黄色のパッケージになるでしょう。


付属品は以下のとおりです。
- 100W 急速充電器
- USB Type-C ケーブル
- 専用保護ケース(グレー)
- 画面保護フィルム(貼り付け済み)


特筆すべきは、付属の100W充電器が日本の100V環境でもフルパワー(100W)を発揮できる仕様であることです。
多くの他社製中国版スマホの充電器は、電圧の関係で日本だと出力が落ちることが多いのですが、Xiaomiはこの点をしっかりクリアしており、非常に好印象です。


付属ケースについては、あくまで「つなぎ」のようなものですが、最初から同梱されているのは助かります。



付属品がフルセットなのはいいですね!
Redmi Turbo 5 Maxの本体外観・デザイン
Redmi Turbo 5 Maxの外観をチェックしていきます。


デザインは非常にシンプルで、左上に配置されたカメラユニットも主張しすぎず、洗練された印象を与えます。


背面と側面が一体となったユニボディ構造を採用しており、金属ボディの剛性感と高級感を兼ね備えています


「Max」の名を冠する通り、サイズ感はかなり大きめです。 縦163mm、横78mmという筐体は存在感があり、重量も約219gとずっしりした持ち応えがあります。
9000mahの大容量バッテリーや6.83インチの大画面を活かすためのトレードオフですが、片手操作を重視する方には少し大きく感じるかもしれません。
というか、9000mahで219gに抑えられてるのはなかなか凄いです。



大容量バッテリーで普通のスマホと同じサイズと重量なのはもはや当たり前。


下部にはSIMスロット、マイク、USB Type-C端子、スピーカー


右側面には電源ボタン、音量ボタン


上部はマイク、スピーカー


左側面には何も配置されていません。
Redmi Turbo 5 Maxのディスプレイ性能
Redmi Turbo 5 Maxのディスプレイ性能をチェックしていきます。


ディスプレイは6.83インチの大画面フラット形状を採用しています。解像度も1.5Kと高画質です。


リフレッシュレートは最大120Hz対応。同価格帯の他社機種には165Hzなどを謳う機種もありますが、一部の中国版ゲームアプリなどでしか使えないため、日本で使うなら事実上同じなので120Hzで十分です。


前作POCO F7では非対応だったフレーム補完機能が、今作では利用可能になりました。動画を非常に滑らかに再生できるため、特に動きの多いスポーツ中継やライブ映像の視聴で威力を発揮します。
画面輝度の実測値
公称のピーク輝度は非常に高い数値が設定されていますが、実用上の明るさが重要です。


実用上の輝度はPOCO F7やPOCO F8 Proよりも強化されており、直射日光下の屋外でも視認性は良好です。
一方で最低輝度は1.9nitsと、上位のPOCO F8 Pro(約1 nit)に比べるとわずかに明るめで、明確に差別化されていますね。


最高画面輝度は、明るければ明るいほど屋外の日差しでも画面が快適に見えます。実用に直結する大切な要素です。


一方、最低画面輝度は、暗ければ暗いほど暗い部屋でも画面が快適に見えます。最低輝度が高ければ眩しいです。
Redmi Turbo 5 Maxの動作・使用感
日常の動作感
ベンチマークやスペックではわからない実際の動作を見ていきます。


• Yahoo!ニュース: 極めて快適。120Hzの恩恵でスクロールもヌルヌルです。


• メルカリ: 画像の読み込みも速く、商品ページへの遷移も高速です。


• Google マップ: ルート検索や地図の読み込みもスムーズです。


• ZOZOTOWN: 状況によって画像の読み込みにやや時間がかかる場面がありましたが、概ねサクサク動きます。
日常使いでストレスを感じることはまずない、ハイエンドらしい動作感です。
生体認証
生体認証は、光学式から超音波式画面内指紋認証へと進化しました。


センサー位置が画面中央寄りに配置されたことで押しやすくなり、認証速度も「触れた瞬間に解除される」爆速レベルです。


顔認証も対応で、非常に快適です。
Redmi Turbo 5 Maxのベンチマーク・ゲーム性能を定量評価
ベンチマークアプリや測定ソフトで、客観的に性能やバッテリーを評価していきます。
Antutu Benchmark


バージョン11


メーカー公称値は360万点という驚異的なスコアですが、実環境での測定結果は284万点でした。
公称値よりは低いものの、それでもSnapdragon 8 Elite搭載機に迫る、あるいは一部凌駕するほどの非常に高い性能を示しています。
実際のゲーム性能検証
実際のゲームを使用して、実用に即したゲーム性能を測定していきます。


マイクラで高負荷なワールドで実際のゲーム性能を測定していきます。


実際に測定した平均FPSは57fpsほどです。
消費電力は7Wほどと結構大きめで、上位モデルのPOCO F8 Proよりも効率が悪いです。
上位モデルのPOCO F8 Proと比較すると、消費電力がやや多く、効率面では少し劣る印象です。
発熱に関しては、40度に達するまでの時間がPOCO F8 Proより早く、熱を持ちやすい傾向があります。
動作自体は安定していますが、長時間最高設定で遊び続けるには厳しさを感じるかもしれません。



重たいけれども安定はして遊ぶことはできます!


サーマルスロットリングの特性は大きく二種類に分かれます。
低速安定型はクロックを下げてフレームレートを低く抑えます。
不安定型はフレームレートが急に落ちたりまた戻ったりと不安定な動作を繰り返します。急に重たくなったりエイムがズレたりなど、プレイへの支障が大きいです。


サーモグラフィーによる熱分布では、一点に熱が集中せず、筐体全体で面として冷やす放熱設計が確認できました。


Redmi Turbo 5 Maxのバッテリー・充電性能
バッテリー持ち(ベンチマーク紹介)


本機の目玉であるバッテリー持ちを、3種類のテストで検証しました。
9000mAhという超大容量の割には、8300mAhを搭載するOnePlus Ace 6Tに劣り、SoC(Dimensity 9500s)の省電力性やソフトウェアの最適化にはまだ改善の余地があると感じます。
しかし、前作比では大幅に進化しており、日本でも発売するなら、日本市場で発売されているスマホの中では間違いなくトップクラスの電池持ちとなるでしょう。



効率はともかく、電池持ち自体はめちゃくちゃいいです!


・動画再生テスト:YouTubeを7時間たれ流し、画面輝度50%
・ヘビーユース:CPU高負荷、メディア再生、ブラウジング、連続写真撮影、連続動画撮影、メッセージ、GPU高負荷
・軽負荷:PCMarkバッテリーテスト、画面輝度50%
充電速度実測値
充電速度を測定しました。結果は以下の通りです


実際の充電時間を測定しました。充電時間は約1時間30分でした。


PPSでも充電速度を測定しました。充電時間は約1時間50分でした。


大容量ゆえに、100W充電でも1時間を超える時間がかかります。 また、PPSでの充電にも対応しており、汎用性の高さも魅力です。



大容量だからこそ、PPSでも急速充電できるのは嬉しい!
Redmi Turbo 5 Maxのカメラ性能


カメラ性能と実際に撮影した作例をチェックしていきます。
| 項目 | Redmi Turbo 5 Max |
| メインカメラ | Light Hunter 600 |
| 画素数 | 5000万画素 |
| センサーサイズ | 1/1.95 インチ |
| f値 | f/1.5 |
| 超広角カメラ | sc821cs |
| 画素数 | 800万画素 |
| センサーサイズ | 1/4.0 インチ |
| f値 | f/2.2 |
| インカメラ | OmniVision OV20B |
| 画素数 | 2000万画素 |
| センサーサイズ | 1/4 インチ |
| f値 | f/2.2 |
高画素なセンサーを搭載していますので、通常のデジタルズームよりも高画質なインセンサーズーム(光学相当ズーム)が可能です。




カメラアプリのインターフェースは、画面上のボタンから超広角、標準(1倍)、2倍、10倍の切り替えがスムーズに行えます


動画撮影時のレンズ切り替えは、4K 30/60FPSや1080P 60FPSでの撮影中は、レンズ(広角と超広角)の切り替えができません。撮影中にレンズを切り替えるには、画質を1080P 30FPSまで下げる必要があります。
動画撮影時のデジタルズームは、最大6倍までに制限されています。
インカメラでの動画撮影は1080P 60FPSまで対応していますが、4K撮影には対応していません。


Xiaomi端末(Redmi/POCO)の便利な特徴として、電源ボタンを2回素早く押すことで、スリープ状態からでも即座にカメラアプリを起動できます。この機能はグローバル版だけでなく、中国版でも標準で利用可能です。
実際に撮った作例の紹介
ここからは、実際に使用して撮影した作例を紹介していきます。POCO F8 Proと比較しています。
二つの画像を同時にズームできますので、実際に見比べてみてください。
超広角
800万画素ながら、本機の方が解像感が高く、良好な描写を見せる場面がありました。
メインカメラ
意外にも、Turbo 5 Maxの方が自然でくっきりとした描写が得られました。
POCO F8 Proはノイズリダクションが強すぎてディテールが「もやっと」する傾向がありますが、本機はレンガやタイルの質感まで緻密に描き出しています。
2倍ズーム
3倍ズーム
5倍ズーム
10倍ズーム
インセンサーズームにより2倍までは非常に実用的ですが、5倍・10倍となると望遠レンズを持たないため、光学ズームを備えたPOCO F8 Proには敵いません。ただし、デジタルズーム単体としては健闘しています。
夜間の写真
夜景: HDRが非常に優秀で、明るい看板の白飛びを抑えつつ、クリーンな夜景写真が撮れます。
レンズの性能が良いのか、POCO F8 Proで見られたようなフレア(光の反射)も最小限に抑えられていました。
食べ物
メディアテック搭載機にありがちな「飯まず」感はかなり払拭されています。暖色系の補正はPOCO F8 Proの方が強いですが、本機は実物に近い色味で撮影できます。
Redmi Turbo 5 Maxのスピーカー・オーディオ
スピーカー
Redmi Turbo 5 Maxのスピーカーをチェックしていきます。


非常にクリアで、低音も良さげでスマホの中ではとてもいい音質です。
スピーカー周波数特性


スピーカーの周波数特性も測定しました。測定データでも、iPhoneを上回る中音域の厚みが確認でき、音楽やトーク動画の声も非常に聞き取りやすい特性です。
同じ1115Fスピーカーを搭載したPOCO F8 Proと比較してみると、
実際に聞いてみると音の広がりや解像感はPOCO F8 Proがよかった印象ですが、低音から高音域までRedmi Turbo 5 Maxが優れている結果となりました。


コーデック
| コーデック | |
| SBC | Androidなら基本全て対応 |
| AAC | Androidなら基本全て対応 |
| Apt-X | Androidなら基本全て対応 |
| Apt-X HD | Androidなら基本全て対応 |
| LDAC | Androidなら基本全て対応 |
| LHDC | ◯ |
| apt-X Adaptive | × |
| apt-X Lossless | × |
| LC3 | ◯ |
| Bluetooth | 5.4 |
SoCがSnapdragonではないため、ワイヤレスイヤホンの高音質コーデックであるAptX Adaptive系には非対応である点には注意してください。LDACやLHDCには対応しています。
Redmi Turbo 5 Maxのレビューまとめ


- 圧倒的なバッテリー容量と、実用レベルでトップクラスの電池持ち。
- 爆速の超音波式指紋認証による快適な操作性。
- メインカメラの描写力が予想以上に高く、夜景や日中の写真が綺麗。
- スピーカー音質が優秀で、動画視聴やゲームの没入感が強い。
- IP69K対応の極めて高い耐久性。
- 大容量ゆえの筐体の大きさと重さ(約219g)。
- 9000mAhという数値から期待するほどの爆発的な省電力性には、まだ最適化の余地がある。
- ゲーム中の発熱が上位モデルに比べて少し早い。
総評


グローバル市場でPOCO X8 Pro Maxとして発売される際、もし日本でも4万〜5万円台(中国版価格ベース)に近いコスパを維持して登場すれば、間違いなく「最強の選択肢」の一つになるでしょう。
とにかく「電池持ちを最優先したい、でも性能や画面、音質にも妥協したくない」という欲張りなユーザーに、おすすめできる一台です。
日本上陸を楽しみに待ちましょう!























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